年末からずっと3ヶ月ほど熟考した末、今しばらく演奏活動を控えています。
こういう時に限って幾つか演奏の機会をオファーいただき、お断りするのにも勇気が要りました。ご心配ご迷惑をおかけした方々には、申し訳なく、理解下さって感謝しています
らっぱについて教えるレッスンのお仕事は、年始から再開していて、自身の体調を観ながら無理せず、個々の生徒さんと相談の上でお引き受けしています。
昨年8月末に開腹手術を受け、約5週間後の10月初めには本番復帰していたわけですが、何如せんオーバーワークになってしまいました。
昨年の10月〜12月の3ヶ月は、事情があって幾つかの本番での演奏を敢行しました。実質2週間おきに1度のペースで本番がありました。
11月いっぱいくらいまでは傷の痛みがあり、体を庇ってベストの奏法に戻ることができないままでおりました。
11月〜12月にかけてひと月ほど、疲れと寒さからか体調を崩して喉などの炎症も続いて、ブレスにも問題がありました。
体調と生活を立て直すことにとられてしまって、自主企画ステージに係る仕事や、自分自身の練習や勉強などが思ったようには進まず、不本意で歯痒い思いも大きかったです。
年始までの本番での演奏スケジュールを終えた後は一種の虚脱状態。心身ともに消耗を感じてしまい、このままでは「音楽を楽しむ」ことから遠ざかってしまいそうに感じて、少し自分に休みを与えることに決めました。
私の性格や信条から、たぶん昨年と同じ状況になったらまた同じようにらっぱ吹いて演奏をする選択をしただろうと思うので、自分の言動に後悔はないです。
そして思ったとおり。術後に演奏現場に復帰したのは素晴らしい体験で、素敵な方々とご一緒して音楽に場にいられたことは、忘れられない時間でした。絶対にずっと忘れない。
それだけ大きなものを得た後で、こういう“燃え尽きた”状態になって、なかなか自分のことを冷静に捉えることができないでいますが…
心身の後遺症的な状態に加えて、プライベートな事情も幾つかあり。
必要に応じて、専門家の力も求めようと。出来ることは全て。
ここはいま一度、基本に戻ります。
やっとそう思えるところまで!
音楽人生やらっぱ仕事について、考える時なのだと思うようにしています。
何が大切なのか、私がやりたいことは何なのか。
毎日必ず楽器に触るようにはしていますが、本格的に復帰することを見据えて、これからのひと吹きひと吹きを大事にしていこうと。
これからの道のりについても、このブログに備忘録的にでも書いていけたら。
自分の支えになるかもしれないし、誰かの役に立つこともあるかもしれない。