レッスンにて、生徒さんの楽器の動きがどうもよろしくない。
1番ピストンを押した時の戻りがゆるっと遅いので、音の動きがつまってしまう。
オイルを2度ほどたっぷりめに差してみるが、改善せず。
どうも何かがつかえているような感触で、バルブを抜いて中を見てみる。
生徒さんは「何も見えないですね」と言うけれど。
ティッシュペーパーでピストン本体やボトムキャップを拭くと、かなり汚れがつく。表面も粘つく感じがする。
スワブで、1番のバルブケーシングと迂回管を通すと、細かい汚れが付いてきた。
そしてピストンを戻そうとすると…押し込まなければならないくらいの固さ、入らない?焦った!!!
たぶん出てきた汚れや細かいゴミで、完全につかえてしまった…
流し台で熱めのお湯を勢いよく流すと出るわ出るわ、皮膜状に固まった黒い汚れが次々と。
そしてバルブを戻すとするっと嵌って、動きが信じられないくらい軽い!
「2番3番よりスムーズになった」と生徒さん。
結論:「楽器洗えよ」
訊けば、半年ほど洗ってないとのことで「この週末中に洗いますわ」。
自戒を込めて。
そーいえば、お借りしてうちに滞在中のチューバさんも、動きが悪いからバルブ部分だけでも水を通しておいて、と頼まれていたのであった。。。