一昨日も私、大阪でとあるセッションに参加してきました。
なかなか普段接する機会が少ないビブラフォンの演奏を、じっくり聴くことができて楽しかった♪
「セッション・パーティーpresented by京都七条トラッド・ジャズ」と題して去年始めた企画、今週金曜 1月17日 で5回目の開催になります。
これまでの「セッション・パーティー」の様子♪
老若男女、経歴不問。
トラッド・ジャズというのは、トラディショナル・ジャズの略で、クラシカル・ジャズ、オールド・ジャズ、アーリー・ジャズなどとも呼ばれています。
西暦1900年前後に、アメリカはニューオーリンズで生まれた“ジャズ”というジャンルの中でも、初期の頃のスタイルを指します。
その魅力というのは…
聴く方にとっては、喜怒哀楽という古今東西で普遍的な、シンプルな人間の気持ちに訴えかける音楽であるということ。一緒に口ずさんだり、手拍子や掛け声で自由に音に反応したり。
演る方にとっては、メロディ・ハーモニー・リズムの、まさに西洋音楽三要素のバリエーションを追求していくところでしょう。
決まったセリフを言うのではなく、その場で聴いて発して、会話する。トラッド・ジャズが、「集合的即興演奏 collective improvisation」と言われる所以です。
きちんとステージを務めるのはハードルが高く。
気軽に集まれて、音楽について意見が交換できて学べて、拙くても自分の言葉で会話に参加する…お互いの音のやりとりを楽しめる、そして自らの音楽性をを高めるきっかけになるような、セッションを目指しています。
なんだかんだ言ってますが、まあ要は、集まって音出してみろ、ってことです。シンプルに。
私、トランペット が専門ですが、ピアノでもセッションしてみました。
去年年末のセッションでは、スーザフォンを持ち込んでくださった方があり、なんと私も挑戦!
今までもちょっとやりかけてた、バリトンホーンやトロンボーン(プラ管ですが)、ベースランニングやカウンターメロディの練習・研究の一環としても、いつかぜひセッションに持って行きたい。
自分にとって未知の楽器を試す場としても、気軽なセッションは良いかもしれませんね〜
去年の夏からこっち、私生活で事情があって、なかなか仕事に集中しにくい状況もありますが…そこはライフワークのトラッドジャズ、息長く、楽しく続けていきたいと思います♪
会場がまた、京都駅から徒歩数分というロケーションな上に、1920年代のビルヂングの中という巡り合わせ。まさにジャズ・エイジ!
この建物についてもぜひご紹介の記事をアップしようと思っています。
SNS時代の便利さで、FacebookやInstagram、そしてこのブログを通じても情報を知って、興味を持っていただき、コメントやメッセージでお問い合わせいただき、また当日ご来場いただいたり、と嬉しい限りです。ありがとうございます!
新しい繋がりができるのは、本当に嬉しくありがたいことですね。
トラッドジャズはその演奏スタイルや成り立ちから、ブルースやカントリー、ラグタイム、世界中各地域の民謡、賛美歌、映画音楽やミュージカル音楽、などとも親和性が高いと感じます。
もちろん、クラシック音楽や様々な種類のジャズからも、やり方によってアクセス可能です。
そのあたり、興味を持ってくださる方と、コラボレーションが広がってゆく可能性を感じて、益々今後の展開が楽しみです。
面白そうと思った方、ぜひご一緒に“スウィング”しましょう!
もちろん聴くだけも、熱烈歓迎!