rappappanekoのらっぱ日記

あおいのトランペットよもやま話

サッチモのらっぱ in NOLA

ニューオーリンズの思い出をば。

 

ちなみに NOLA とは、ルイジアナ州ニューオーリンズ市 の略称・愛称 です。

New Orleans の頭文字、Louisiana州の略号LA、というわけです。

オーリンズは、フランスの地名オルレアン、ジャンヌダルクの出身地から。

ルイジアナは、フランス王家ルイ王朝から。

ここだけみても、フランスとの繋がりが強いのを感じますね〜

 

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これは、ニューオーリンズ造幣局The New Orleans Mint に展示されていた、ルイ・アームストロングの最初のコルネット


普通のコルネットとは管の“巻き”が違って、トランペットと同じですね。マウスピース側の曲がり具合がコルネットを感じさせますが…分類としては、ロングタイプのコルネット、ということでしょうか。

 

Champion Silver Piston は楽器のモデル名、

Lyons and Healy はメーカー名、と思われます。シカゴで、おそらく1913年あたりに製造されたものとあります。

 


ルイが子供の頃に、ストリートで銃を(間違って?)ぶっ放してしまった結果、少年院にあたる施設に入って、そこで教育の一環として楽器の演奏、コルネットと出会った…というエピソードを読んだことがあります。

この説明書きは、そのエピソードの裏付けになる内容が書かれています。

(施設名やその監督者など詳しい固有名詞までは、今すぐは私にはちょっと確認しかねるんですが)

 


New Orleans Jazz Clubというところに寄贈されたこの楽器を、1965年の訪問でルイ本人が、自分が使っていたものと認めたのだそうだです。マウスピースに溝(傷?)を刻んであったことで、それとわかったそう。

 


全体に傷や凹みでかわいそうなことになってますが、うーん是非手にとって見てみたかった(出来ないけど)…

ベルや支柱、譜面台がつけられるパーツ、派手ではないけれど彫刻や、マウスピースの作りなど、時代の特徴を見て取れますね。

 


この造幣局は現在博物館として使われており、ジャズに関連したの展示ももちろんあります。

南北戦争時代を経た造幣の歴史もまた、それはそれで見どころいっぱいでした。

 


4月に行ったニューオーリンズ演奏ツアー、書きたいことがたくさん、写真もたくさん、少しずつまとめています。(決して出し惜しみではありません。)

今までも、思い出すまま気が向くまま、書いてきました。

夏休みの宿題、としてニューオリツアーをブログ披露すべく取り掛かっていますので、是非引き続きご笑覧下さい。