rappappanekoのらっぱ日記

あおいのトランペットよもやま話

新しい楽器

この夏今月の初めに、ついに新しい楽器がうちにやって来ました!

仕事柄、楽器屋さんにはよく行くし、生徒さんの楽器を選びに行ったりもするので、マウスピースや楽器の試奏も、機会があればしています。

でも、新たに楽器を購入するのは、何十年ぶりになる勢い。


近頃は、ネットや通販を利用して楽器をチェックして、マメに楽器を売買する方もいて、そういう流れには全く乗っていない私です。

たまにネット上の中古楽器なども見てはいたものの、気軽に手に手を出すのはなんとなく気が乗らない…


単純に資金不足とも言いますが、なんだか、私にはコレクター気質は無いようで、せっかく買うならとにかく実際使えて自分の気に入るものを、と思ってるんですね。

よく言えば、「少数精鋭」ということで。


実は今回買ったのは、トランペットではなくコルネット、それもロングタイプという一般には少ない種類。

ロングコルネットは、ある意味時代の産物である型の楽器で、私が演っているアーリージャズ(オールドジャズ)では、よく使われます。


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しかも、Vincent Bach製。

私はバックの楽器には縁が無くこれまできたのです。最初に楽器を買う時も、楽器店で試奏させてもらう時も、どうも相性が良くない感触で…ヘヴィーで、鳴らすのにパワーが要る、コントロールしにくい、という印象を持ち続けていました。

ところが今回のコルネットは、低音から高音までよく響き、音程もしっかりハマる。サウンドも輝きと深みがあって、歌い易い。


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ほとんど、一目惚れのノリで購入を決めました。

ただなぜか、マウスピースのフィットが良くなかった。(楽器とマウスピースで同じメーカーで、ちゃんと嵌らずグラつきがあるのは、どうなんでしょう???レアケース?)

輸入元に送り返してリペアで診てもらったり、結局マウスピースを選び直したりで、手元にやってくるのに10日間ほどかかりました。


楽器を入手できた次の日にライブがあって、いきなりですが使ってみました。

本当は、せめて1週間ぐらいでも吹き込んでからデビューさせたかったんですが…おニューを試す(見せびらかす?)誘惑には勝てず。

周りの評判は上々で、やはりアーリージャズには合うのかもしれません。

その後も8月は本番で2回使い、しばらくトランペットをメンテナンスに出すので、9月はコルネットに専念して、本格的に鳴らして育てていく計画です。


お気に入りの一本に出逢えて、良かった!

1年以上前から、こだわって探して入荷して下さった、楽器店の担当さんに感謝!です。

6月7月のらっぱ活動

☆近日のらっぱ活動の情報を、末尾に追加しました。


先月と今月は、普段演っている古いジャズとは違うジャンルの音楽を演奏する機会が、多かったです。

いつものトラッドジャズはある程度慣れていることもあり、曲目やペース配分がイメージしやすいのですが、曲の種類や演奏するグループの楽器編成が変わると、合わせるのにちょっと気を使います。


トラディショナルジャズでは、人数は多くても6〜7人で、楽器もPA(音響機器)も使わないアコースティックな演奏が多いです。

それ以外で私がここのところ参加したバンドは、エレキギターエレキベースを使ったワンホーン(管楽器がトランペットだけ)のスタンダードジャズのユニット、そして総勢約20名のビッグバンド、でした。


PAの有無、本番の音場の具合、で自分自身の楽器の音と周りのサウンドの聴こえ方が変わり、モニタリングがしにくいとどうしてもペース配分もしにくいので、コントロールを失ってスタミナを消耗してしまいます。

トランペットは朝顔の部分が前を向いていて、プレイヤーからは前で鳴っているナマ音は絶対に聴くことができないのが、宿命です。

ナチュラルにバテ易い楽器、ということが出来ますね。


今年前半は、耐久力持久力を上げるために、普段から絶対的なプレイ時間を増やすように心掛けてきました。

来月は、1日のあいだに違うバンドの本番が重なったり、厳しい条件でのプレイが待っています。

また気持ちを新たに、日々精進、積み上げていこうと思います!


♪オマケ情報♪

今日コンビニで見つけた「週刊文春 8月4日号」の表紙が、あまりに可愛いコルネットのイラストで、思わず買ってしまいました。

和田誠さんの作品、8/4はルイ・アームストロングの誕生日だからだそうです。(ただし、ルイの誕生日については諸説あり。何しろ100年ほども前のことですからね〜)



https://m.facebook.com/Kyoto7JouTradJazz/?ref=bookmarks

今週末8/6にライブやります♪
隔月にこのトラッドジャズのイベントを始めて、この夏で丸2年になります。
ぜひ皆さま、お気軽にお出かけください!

6月6日は楽器の日 & トラディショナルジャズセッション

本日(昨日?)は6月6日は、「楽器の日」だそうです。
古くから言われている「芸事の稽古はじめは、6歳の6月6日にする」という習わしからきていて、この日から始めると上達が早いと言われています。


何事もですが、長く続けるというのは大事なことですね。特にトランペットのような音を作り出すのに時間がかかる楽器は、長く続けることに加えて、上達していくプロセスを1つ1つ楽しむことが、欠かせないなと感じます。


生徒さんたちのレッスンでも自分自身の日々のトレーニングでも、「いつかできるようになりたい理想の音楽」は、「この高い音が出せるようになった!」「最近、音がキレイに響くようになった!」「前は吹けなかった難しいフレーズが、らっぱで歌えるようになった!」など、小さな喜びの続きの先に、見えてくるものですね。




一昨日は、「京都七条トラッドジャズ」というイベントのライブを開催しました。

始めてから2年近くになるこの企画は、私の地元京都の地で、トラディショナルジャズを楽しむ集まりです。


レギュラー出演バンドに加えて、ゲストのバンドやプレーヤーをお呼びすることが多いのですが、今回は初めて、セッションのステージを企画してみました。

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最終的にバンドも含めてプレイヤーは15人ほども集まっていただきました! トランペット、トロンボーンクラリネット、ソプラノサックス、アルトサックス、ギター、バンジョー、ベース、ドラムそしてボーカルの方もおいでいただきました。

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トラッドジャズに初挑戦の人、すでに何回かこのイベントに飛び入りされてる常連のお客様、いろんなバンドで経験を積んでいる方。

初めてのメンバー同士でも、多少のハプニングが起こっても、出来てしまうのがジャムセッションの醍醐味です!

ここでもやはり、何度か続けていろいろ挑戦しているプレイヤーの進化を見ることができて、面白かったです。「継続は力なり」。

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最後はディキシーランドジャズのスタンダード曲「聖者の行進」を全員で!!!

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この、私のライフワークでもあるイベント「京都七条トラッドジャズ」の情報は↓


https://m.facebook.com/Kyoto7JouTradJazz/?ref=bookmarks


2ヶ月に一度のイベントライブで、次回は8/6に開催です。

是非、生で古き良き時代のジャズをお楽しみください♪

或る日のレッスンノート

*は、ひとこと解説です。



5/21(土)10:30〜12:00 大阪難波教室 週末組 

*グループレッスンは90分/月2回で、現在、週末組(主に土日祝の午前中)と、平日組(平日の夜)の2クラス開講中


〔10:30〜 10分間〕

チューニングをC音で。ピアノの音に合わせて、チューニングメーターで1人ずつでも確認。体が固まらない範囲でブレスをたっぷり吸うように心掛ける。

*このクラスの生徒さんたちは、ほぼ毎回レッスン前に各自音出しをしてくれているので、ある程度口もほぐれている状態でレッスンスタート出来ます。助かる〜


〔10:40〜 10分間〕

基礎練習 ロングトーン ♩=80で16拍(8拍クレッシェンド8拍デクレッシェンド) 真ん中G音から音階でチューニングC音まで順番に。音の出だしや終わりが曖昧になったり、途中で音程が不安定になったら、1人ずつでも演ってチェック。

*オリジナルの基礎練習はいろんなパターンを用意していますが、ここ最近は「楽器の鳴りのキャパシティを感じ取る」という意味で、ダイナミクス(強弱)の練習をしています。


〔10:50〜 35分間〕

基礎練習『アーバン金管教本』の最初の練習曲#28(6/8拍子) 半音階#3(一段1フレーズずつ分割して) 1人ずつチェック→#28完了、#3次回再トライ。

*やはり王道の「アーバン」は誰もが必ず通る道。初心者向けに簡単にアレンジしたバージョン(輸入版)を一通り終えて、標準版に挑戦しているのですが…これは真剣に取り組むと、かなり手応えあります!


ーーー休憩11:25〜  10分間ーーー

*こちらの教室はカフェでもあるので、レッスンはワンドリンク付き!音楽談義しながらひと息入れます。トランペットは常に"バテる"楽器なので、こういう時間も重要ですね。今日の話題は、たまたま教室にあった管楽器専門誌『パイパーズ』のバックナンバーより。


〔11:35〜 15分〕

レッスン課題曲「But Not For Me」CD伴奏に合わせて1人ずつ挑戦 →難易度高くて苦戦…

*グループレッスンでやる課題曲は、原則として2ヶ月で2曲。生徒さんたちの希望曲も取り混ぜて、CD伴奏付きを1曲+ピアノ伴奏やアンサンブルアレンジものを1曲。ジャンルは、ポピュラーにクラシック、ジャズと幅広いです。


〔11:50〜 10分間+α〕

レッスン課題曲「When The Saints Go Marchin' In」メロディーに合わせる伴奏パートを作ってくる課題の説明

今後の課題曲の希望を聞く→"ディキシーランドジャズのレパートリーを増やしたい"  "流行りの曲よりもオシャレなジャズを演りたい"

*このクラスのレベルと希望にあるような曲集を、次回までに探して提案する予定です。



生徒さんたちは日々忙しい中で個人練習を重ねてきているので、レッスンで1曲でも出来が良いとやっぱり嬉しいものです。

そういう"やりがい"の経験が、発表会などの節目でも、必ず感じられる瞬間があります。

それを感じてしまうと、教える方としても"やめられまへんな〜"となるわけです。


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こちらののトランペット教室の会場「ミュージックラフト」(大阪難波)の情報は↓

http://jazz.saloon.jp/web/musicraft/



管楽器専門誌『パイパーズ』の情報は↓

http://www.pipers.co.jp

プチび〜たの巻

週末から週明けにかけて4日間ほど、らっぱを担いで家を空けました。

ちょっとした演奏旅行、ミュージシャンの言う「び〜た」というやつです。



ギョーカイの専門用語って、言葉を逆にしたり入れ替えたりで出来ていて、音大時代に身につけましたが、今はあんまり言わないんですかね〜???

(例)

演奏旅行→旅→び〜た

食事→飯→し〜め

宴会→飲み→み〜の

お手洗い→トイレ→いれと

うん、けっこうダサい感じかもしれません…




土曜日は「横浜ジャグバンドフェスティバル」に出演しました。

ジャグミュージックは、ジャズとはちょっと違いますが、まあ親戚みたいなものということで。

ニューオーリンズの街角で演奏してるようなストリートミュージック」を標榜しているわがバンドには、こういう明るい雰囲気のフェスティバルでの出番が似合っています。

オールドジャズユニット Street No Chaser でのエントリー、参加ももう3回目です。

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日曜は東京都内で、私が尊敬するトラッドジャズトランペットの名手であり師匠である、下間哲さんの個人レッスンを受け、そのあとセッションライブのお供をしました。

トラッドジャズの魅力は、メロディーをいかに歌って共演プレイヤーとお客様を惹き込むか、これに尽きると改めて実感。

そのために、楽器の持つリッチで繊細なサウンドを最大限に生かすこと…

このセッションライブは、東日本大震災復興のためのチャリティーイベントだったのですが、音楽の持つ力を感じたひとときでした。

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日曜夕方〜月曜日中は、移動しながらプライベートで観光。(これが結構な大移動だったのですが、内容は割愛)

月曜夕方には、京都でビッグバンドのリハーサル。さすがに疲れで調子はイマイチ…と思いきや、自分比でまずまず集中出来ていたので、良しとしよう。

自分の出来ていないところの洗い出しはできたし、要個人練習!



そのまま京都市内の実家に泊まり、火曜は実家のスタジオで、個人レッスンのお仕事。

最近厳しい内容のレッスンが続いていただけに、思ったより出来が良い生徒さんのプレイが内心嬉しかったり。こういう時はやっぱりやりがいを感じますね〜

私自身は、今度こそ疲れがきていてちょっとらっぱの反応が鈍くなってはきていたものの、レッスン自体は充実のうちにお開きに。




たまには、こんなテンコ盛りのスケジュールも良いのかもしれません。

家に帰ってリラックス、昨日はヨガですっきりリフレッシュ、また次の週末の本番に向けて頑張れます!




今年は終わってしまいましたが、15回目を数えた「横浜ジャグバンドフェスティバル」の情報は↓

http://jugbandfes.blogspot.jp/2016/02/yokohama-jugband-festival-vol15.html?m=1



私が今回、東京の麻布十番「コージーサークル」さんでお邪魔したチャリティーイベントの情報は↓

https://m.facebook.com/masao.tarui/albums/838887362889754/?ref=bookmarks&mds=%2Fmessages%2Fcompose%2Fdialog%2F&mdf=1

このイベントは東日本大震災発生の翌々月から欠かさず毎月開催・寄付をされているそうです。

お一人の入場が千円で、聴くだけでも一曲参加もOKだそうですので、お近くの方はお気軽に是非いらしてみて下さい。



私が参加しているビッグバンド「坂晃とハバネロジャズオーケストラ」の次回公演、4/29 京都祇園シルバーウイングス については↓

https://m.facebook.com/events/940822486012903?acontext=%7B%22ref%22%3A5%2C%22action_history%22%3A%22%5B%7B%5C%22surface%5C%22%3A%5C%22page%5C%22%2C%5C%22mechanism%5C%22%3A%5C%22main_list%5C%22%2C%5C%22extra_data%5C%22%3A%5B%5D%7D%5D%22%7D&aref=5

3月の演奏レビュー②:ビッグバンドジャズ

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未だに折に触れ実感すること。

トランペットという楽器には、調子の良い日悪い日が必ずあります。

本番の日にピーキングするように意識しているものの、体調が良くなかったり、譜面を書くのに時間を取られたり、日々の生活に追われたり…思い通りに練習や準備がいかないこともあります。

わりとユルい気持ちでいて自分でも驚くくらい音がキマる日もあれば、万全の態勢で気合い入れて臨んでも吹く音吹く音がプスプス外れる日もある。


ジャズピアニスト山下洋輔さんのインタビューにも、同じようなことが書いてあったのを思い出します。「毎日ジョギングして食べるものにも気を使って、と万全で臨んだステージが上手くいくとは限らない。体調が悪くて気分がのらないで迎えた本番が、始まってみれば素晴らしく出来上がったりもする」と。


そんな中で学んだことは、調子の上がり下がりで、一喜一憂しないこと。

良い時も悪い時も、自分がこれからちょっとでも良くなるためのチャンスととらえること。


というわけで、遅ればせながら3月にあったビッグバンドの本番を少し振り返ります。

ジャズオーケストラとかフルバンドとも呼ばれる、20人規模のバンドです。


私は、15年ほど前にも幾つかのビッグバンドに誘っていただいて参加したことがあるのですが、自分の力不足もあってなかなか馴染むことができず。コンディション不良に陥って、本業のトラッドジャズの演奏にも差し障りが出るようになってしまい、結局どのバンドも辞めてしまいました。

それ以来、ビッグバンドに苦手意識が…


去年の秋に、先輩トランペットプレイヤーが率いる地元のビッグバンドのライブを聴いて、誘っていただいたのをきっかけに、ビッグバンドでのプレイに再チャレンジすることとなりました。


3月のライブは、私が参加する3度目の本番でしたが、なんか自分の弱点がわかってきた気がします。

なんだか今更ですが、結局平常心で吹けていないんですね〜

余計な力が入るというか、焦ってしまうというか、エエカッコしいをしてしまうというか…

もっと初心に返って真摯に取り組まないと、です。


学生さんなど若いメンバーも多く、レパートリーも多岐にわたって新鮮で、刺激の多い良いバンドです。

せっかく挑戦の場を与えていただいているので、精一杯自分の音と向き合って、ステップアップしたいと思います。

もちろん、楽しんで!!!


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本番前リハーサルの様子

ビッグバンドでは、トランペット⇆フリューゲルホルンの持ち替え、ミュートも3種類以上、譜面に譜面台、楽器スタンドと、荷物が多い!

本番前に立ち寄ったコンビニの店員さんに「ご旅行ですか?楽しんで来て下さいね〜」などと声かけられたこともあります…


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このビッグバンド「坂晃とハバネロジャズオーケストラ」通称「バンフルバン」の情報は↓


https://m.facebook.com/Banfullband?ref=feed_chaining

3月の演奏レビュー①:トラッドジャズアンサンブル

1月2月は、吹いてもなかなか温まらない楽器の冷えで季節を感じてましたが、今月は三寒四温でそれはそれで不安定。

管楽器は冷えると音程が低くなり、息を入れて温めると結露して水分が溜まり…とちょっと扱いに気を使います。


平均すると週一ぐらいのペースで人前で演奏する機会があるので、練習はコンスタントにしています。

近頃は特に、楽器のコントロールと、演奏時のスタミナ配分が気になっています。

(まあ、これらの課題は、結局のところ常にいつも、なんですが)

去年の秋にマウスピースを替えてから半年、ようやく違和感は無くなってきて、フィットし始めたか?

もうちょっと作り込んでいかないとわからないのかも。


3月半ばには、大阪府南部の富田林にあるカフェで、ランチオンライブをしました。

これは、私のライフワークとも言える、オールドジャズのユニットにての演奏です。

オールドジャズ、トラッドジャズ、クラシカルジャズ…いろんな言い方があるのですが、要はジャズが生まれて100年ちょっと、その最初の方の、コレクティブ・インプロビゼーション collective improvisation =集団的即興演奏 をする音楽ですね。


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これはあんまり、と言うかほとんど楽譜を使わない。少々の打ち合わせと、メモリーとあうんの呼吸で演ってしまう!

このグループは4月で結成丸3年を迎えるところですが、最初の2年は全くリハーサルをせず、それでいて月に1〜2回以上の本番をこなしてきました。

去年あたりから、レコーディングを企んだり、新宿トラッドジャズフェスティバルにエントリーさせてもらうなど、活動が野心的になってきて、ここに来てステップアップの必要に迫られている感じです。


珍しく前日リハーサルもして挑んだこの日の演奏は、まずまず上手くいった手応えあり。

予定調和にならずに、メンバーの曲に対する共通認識が持てたようです。

お子様連れのお客様が多く、バンドの真ん前の席の3歳くらいの男の子が、演奏に合わせて手拍子したり踊ったりで、ノリノリで聴いてくれたのが嬉しかった!


演奏中ずっと美味しそうな匂いで、空腹を刺激され続けたので、ランチの美味しかったこと!

素材にこだわったハンバーガー。

パンケーキをいただいたメンバーも、絶賛しておりました。


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このバンド Street No Chaser の情報は↓

https://m.facebook.com/StreetNoChaser/


この日のライヴ会場 Orange County Cafe の詳細は↓

http://www.occafe.net



追記

ちなみにこのグループは、トランペット、クラリネット&ソプラノサックス(持ち替え)、ギター、ウッドベース、女性ボーカル、という編成です。

ベースがいない時に、私がトランペット→バリトンホーン(低音金管楽器の一種)に持ち替えたこともありました。

メインボーカリストはいるものの、他のメンバーも全員が歌のレパートリー持っています。

みんなでコーラスやったり、日本語の歌詞で歌ったり、というのが、古い時代のジャズ独特かもしれません。


ある日のグループレッスン(後編)


(前編より続く)


次の曲は、ジャズナンバー「C Jam Blues」

メロディーは、全く同じフレーズを3回繰り返すだけのシンプルなブルース曲ながら、音符の歌い方にこだわって演ってみると、カッコよくなる!

そして、ジャズのアドリブソロって、難しそうでなかなか敷居が高くて…と思われがちですが、そこはブルース、実は必殺技があるのです。

「おお〜、なんかアドリブ出来そうな感じ!」

「ほな、次回までにCD伴奏に合わせて、ちょっと遊んでみて下さいね〜」


ここで時間切れ。

もう1曲の課題「When The Saints Go Marchin' In 聖者の行進」の基本の楽譜を渡して、私がデモ演奏をして聴いてもらって、コードネームとハーモニーの宿題を出して、レッスン終了。

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毎回毎回、やりたいことを詰め込んで、あっという間の90分、です。

トランペットはどうしても吹きっぱなしだとバテてしまう楽器なので、途中の休憩でドリンクがサービスで付いてくるこちらの教室は、先生もありがたいですね〜

休憩中も音楽談義に花が咲きます。


さてさて、次回のレッスン果たして、お二人は頑張って練習の成果を発揮できるのか?!楽しみです。



大阪難波のミュージックラフトさんでのトランペット教室は、見学自由、体験レッスン無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

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普段も、他の音楽教室はもちろん、ライブやイベント、バンド練習にカフェと、音楽好きの集まる隠れ家です↓


http://jazz.saloon.jp/web/musicraft/


ある日のグループレッスン(前編)

このグループは、大阪難波のトランペット教室で、平日の夜に月2回レッスンをしています。

場所は、日本橋駅から徒歩5分くらいの便利な場所にある、ミュージックラフトという音楽カフェで、音楽好きの気さくなマスターにお世話になっております。


この生徒さんたちは、二人ともジャズが大好きでトランペットを始めました。

音楽のキャリアも年齢も違うけど、情熱とユーモアのセンスはなぜか似かよっている、良いコンビです。


この日もまず、いつものルーティンとしてチューニングで音を合わせ、ロングトーンでウォーミングアップをみんなで一緒に(もちろん先生も一緒にやります)。

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次に、前回からの宿題「アーバン金管教本」の練習曲を一人ずつチェック。

「いや〜、簡単かと思ってたら、練習し始めたら手強いですね〜」などとボヤく、レッスン歴1年のAくん。

頑張って練習したらしく前回より格段の進歩ながら、まだまだツメが甘い!

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「なんか先生の前でやると、緊張するのか、失敗しますね…」と、B氏。

彼は今の生徒さんの中では一番の古参(10年以上)で、いろんな事情で何度もレッスンを中断していながら、やっぱりトランペットのことが忘れられずに恋い焦がれて、ある日いつの間にかひょっこり教室に戻っていた方です。

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残念ながら二人とも、この日は合格ハンコは押せなかったです。

「次回は、この宿題は最優先で終わらせよう!!!」をキメ台詞にして、次はいよいよ、最近のレッスンのメインイベントへ。


(後編へ続く)

トランペット教室の様子

大阪難波でトランペット教室を開催させていただいている、MUSICRAFT ミュージックラフト さんの様子です。

ライブも出来るミュージックカフェで、中古レコード販売や各種音楽教室もされています。

音楽好きがふらりと立ち寄る、隠れ家的音楽スポットです。

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トランペット教室は基本的にはグループレッスンですが、場合によっては個人レッスンにも対応。

初心者の方がある程度音が出るようになるまで、あるいは音楽理論などを絡めて個人教授する場合、何か特に身に付けたいテクニックをトレーニングする時などは、個人レッスンをお勧めしています。


年に一回、私の生徒さん全員で集まって発表会をする時も、このミュージックラフトさんを会場にしています。

名付けて「らっぱ倶楽部LIVE」。

ライブ気分で演奏を楽しんでいます!


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普段のレッスンでもワンドリンク付きなので、リラックスして音楽に集中できますね。


明日もトランペット教室、月初めなので、また新しい課題曲にトライします!


3/17追記

今夜もココでトランペット教室、充実の90分でした♪

教室開催場所ミュージックラフトさんのホームページは↓


http://jazz.saloon.jp/web/musicraft/