バックのトランペットやコルネットに共通しているのが、3番管に付いているオネジとメネジで調節できるストッパーです。(昔のモデルや復刻版では、1番管にも付いているものもあります)このストッパーこそが、バックをバックたらしめているのです…楽器がヘビーになりますね。
以前にも書いたように私はバックユーザービギナーなので、バックを使い始めた頃は、吹いた時のこのネジの部分の振動や、フィンガリングの時のカチャカチャいう音など、慣れてしまうまではちょっと気になったものです。
ただこのストッパー、オネジは長く突き出ているので曲がらないかどうか心配だし、メネジはいつのまにか緩んで落ちてしまわないか心配だし。
で、ホームセンタで買ってきたゴムキャップを、短く切って先端カバーとして付けました。
ところが…昨年11月に出演した「新宿トラディショナルジャズフェスティバル」の二日間が終わって次の朝の宿の部屋、充実感いっぱいシアワセな気持ちで朝のひと吹きをしようと楽器を取り出して吹き始めた時…無い!2個あるメネジのうち先端の1個がゴムキャップごと消えてました…ショック!
ケースの中など探してもありません。そもそも、新宿三丁目一帯の会場で行われるフェスティバル、あちこち移動も激しいし、しょっちゅう楽器をケースから出し入れしたり、時にはケース無しで楽器を持って一般道を移動したり、屋外のステージでも演奏するし…たとえどこかのお店の中に落ちていたとしても、小さな部品はおそらく見つけるのは不可能でしょう。(あとで写真やビデオで確認すると、2日目の途中まではちゃんと楽器に付いていた)
結局その日夕方新幹線の時間までに、銀座の山野楽器さんに行って、メネジ買いました。予備用も入れて2個。まあまあ良い値段…
↑古いのは新品とは違い、多少変色しているのはしょうがない。
やっぱりちょっとめんどくさいパーツですね~。まだやってみたことはないですが、この飛び出て気になるオネジは外せるそうなので、そのうちもういっそのこと取り去ってしまおうか、とも考えてしまいます。そうするとたぶん多少、吹奏感は変わってしまうでしょう。さてどうしようかな…