前の記事で、音楽と平和について真面目に書きました。
実はこれ、演奏活動やレッスンについても、相当重要なポイントだと思っていて。
演奏をしていても、活動のベクトルや、実際の音楽を作る場で、異なる部分の擦り合わせってデリケートな問題ですよね。
お互い認め合った上でものを言わないと喧嘩になるし、良いものは作れない。
違うところの指摘ばかりじゃなくて、「それ良いよね」ということも言葉に出して伝える方が上手くいく。ポジティブなポイントで共感できると、人間が持つポテンシャルは、もっと伸びる。
レッスンでも、教える方は、一方的に「これが良いものなんだよ」と価値観を押し付けるだけでは、共感は得られない。「あなたはどう感じてますか」と常に問いかけながら、こちらの経験値の高さで示せるものを提供していくべき。
教わる時は、リスペクトを持って、自分の価値観や思い込みはいったん傍に置いて、相手の言うことをストレートに受けとめる。とりあえず一度は、自分の脳みそと心に共鳴させてみる。少なくともある程度の時間をかけてそう努力する。
今話題の朝ドラ「カムカムエブリバディ」でのワンシーン。とあるトランペッターが女性に「俺と共鳴しあわへん?」っていうの、最高の口説き文句だと思いますね!