予告にありましたとおり、2週続けて楽器さんたちが一堂に会する機会に、吹き比べてみました。
以下、レポート。まとめるのに少々時間がかかってしまいましたが。。。
上段2本は、主にレッスン場に”置き楽器”している予備の楽器。(主力で使うマウスピースの、トランペットとコルネットのそれぞれ予備の2本目を、レッスン時にも使うようにして、“鳴らして・慣らして・均して”置く目的で。)
下段3本が、本番で使う主力の楽器。
上左:
*ヤマハ トランペット YTR8335S
*マウスピース バック5C26-24
上右:
*マウスピース バック5C
下左:
*シルキー トランペット B5
*マウスピース バック5C26-24
下中:
エックスオー フリューゲルホーン
マウスピース ニューヨーククラシック5FL
下右:
*バック コルネット 181ML (ロングタイプ)
*マウスピース バック5C
講評 ※あくまでこの時点での個人の感想です。
ヤマハトランペット(約30年前の上位機種カスタムモデル)=低音から高音まで安定の鳴り。硬い、粘る、響きが近く聞こえる。
ヤマハコルネット(やはり約30年前の下位機種スチューデントモデル)=鳴りやすいのは鳴りやすい。ただどこかしらあちこち機密性に欠ける感触で、音程が不安定。
シルキートランペット(これも30年以上前の製造)=響きが明るく、エアの流れも良い。高音域は息を取られる感覚あり、プレイヤー側の支えが必要。
エックスオーフリューゲル(製造年代不明ながら、備品なので比較的新しいと思われる)=ダークサウンドが美しい。高音域は当てにくい・鳴りにくい(これはフリューゲルの特質か)。
バックロングコルネット(2〜3年前の製造)=存在感のある太く明るいサウンド。
この吹き比べをした時は、基礎練習を主にする日だったので、ロングトーン、ペダルトーン、2オクターブ半の半音階、を楽器を交換しながら吹いてみました。
(実はこの8月の初めに体調不良に陥り、加療経過観察中です。今月は本来のプレイペースに戻すのが目標です。らっぱ吹きは健康第一!)
場所は、某社製の防音練習室。
数年前までは、楽器を持ち替えて吹くことそのものに抵抗があり、苦手意識もありました。近頃は、必要に応じてということもありますが、きちんと日々の練習さえしていれば、意外に持ち替えにも対応できていると感じています。
フリューゲルホーンは借りている楽器なのですが、マウスピースはレシーバーに合うものを購入しました。先日ビッグバンドのリハで隣で吹いていた学生さんプレイヤーに「それクラーク・テリーと同じマウスピースですよね」「(カップが)すごく深いんですね~」と言われました。ひとつ賢くなりました。
私がらっぱ吹きとして、すごく足りない部分だと自分で思うのですが…楽器のスペックが全然覚えられないんです。名称とか数字やアルファベットが頭に残らない。
人の顔と名前も、覚えるのが苦手です。
物知り博士ならっぱの先輩からは「覚える気無いやろ」とか言われちゃいますが、たぶんそういう脳の構造というか。病気とまでは言いませんが。
そういう意味でも、時々はちょっとでもこだわって、こういうレポートを記録してみたいと思います。
楽器の製造番号シリアルナンバーや各楽器のスペックについても、ただいま研究・勉強中です!いずれデータとしてまとめていきたいと思います。
*マーク付きは、これまで本ブログで「楽器紹介」「マウスピース紹介」としてアップしたもの。