我ながら、本当に多くの方とのご縁に恵まれた、幸せな音楽家人生、とつくづく感じます。
(まだ終わる予定は無いし、死ぬ予定もないけれど。)
親同然に導き心配し、私の人生の要所で支えて下さった師匠方。音大時代の先生。ピアノの先生御二方。何度も海外遠征含めてお世話になった事務所に、駆け出しの頃からお仕事をくださった会社。他にも師と仰ぐにふさわしい先輩方。
本番でお世話になった多くの方々。本当に、至らない私に対しあくまで信頼をおいて、多くのチャンスを与え続けて下さった、何人もの尊敬すべき大きな存在に守られ、甘えさせていただきました。
そしてもちろん家族。何度も演奏を聴きに来てくれる親兄弟、公私ともに支え励まし続けてくれる我が人生のパートナー。
家族の助け無しには、きっと私はもう何度も音楽を諦めていた…。へなちょこな私を、いつ何時でも信じてくれていることに、心からの感謝と愛情を!
これまでのたくさんの共演者の方々、頼りになる先輩方。
ミュージシャンの友達。直接共演の機会が無かったり少なかったりでも、音楽を語れる気のおけない仲間たち。海外にいても気軽に連絡をくれる、素晴らしいミュージシャンの友人。
時に熱くなり過ぎる私のような先生について来てくれて、教室を辞められた後にも温かい交流を持ってくださる生徒さんたち。
ふとしたきっかけで知り合った新しい、音楽を愛する人々、尽きない音楽談義。
お客様方!本番の後に頂戴する写真や動画なども本当に嬉しいですが、何と言っても演奏の場に足を運んでくださること、その場の時間空間を共有してくださることが、もう何よりの贈り物をいただいている、といつも心から感謝です。
それでいて、何だかな〜と自分でも情け無く思うこと。
こちらが良かれと思って骨を折ったことが、わりと簡単にスルーされるパターン。これまでにやはり何度も。辛い。
誠意を尽くしたつもりでも、理解されない、応えてもらえない…
でもそこで、はたと気がつく。自分の中の見栄やエゴ。イヤらしい感情。
認められたい気持ち自体は悪い事ではないけれど、マウンティングには巻き込まれたくない…
音楽に対する考え方や、人生における価値観は、本当に人それぞれ。押し付けるべきではない。
自分にとって嫌な思いをする時ほど、自分にその時必要な気付きであることを思え!です。
そう考えてみれば、やはり私の身に起きることには、一見悪く見えることにも、全て感謝をもって臨むことができます、よね。
これはつい近頃、もう何年もお会いしていないお客様が、わざわざ送って下さった過去の演奏の編集映像。怖いもの見たさ、でも拝見すれば懐かしく、いろんなことを感じさせ考えさせられる、そんな時間になりました。本当に有難いです。
住んでいるところの遠近に関わらず簡単に繋がってしまえる、このSNS全盛の昨今ですが、出来る限り良いタイミングで、お礼状も書くようにしています。郵便ってけっこう私はいただいて嬉しいので、時々は感謝をお伝えするのも良いかな、なんて思います。
時には、地元産のお茶やお菓子なんかも添えて…