ニューオーリンズの伝説的ならっぱ吹きバディ・ボールデンが映画になりました。伝説的と言っても、実在の人物です。
原題「Bolden」、確か先々月5月初めにアメリカで封切られたはず。
(その2、3週間前にはアメリカ行ってたのに〜)
たぶん…ニッチな趣味の映画だと思うので、日本では配給されない可能性が高い???
観たいのに!
内容はバディ・ボールデンについてのものということ以外、今のところわかりません。
インターネットで調べてみれば良いのかもですが、映画そのものを観ることができる可能性を考えて、敢えてそこは調べずにいる今現在です。
「快楽街の悪魔」Chasing the Devil's Tail(デイビッド・フルマー)という小説がありまして、とある私の教室の生徒さんが、これ面白いですよ、とプレゼントして下さって、それが初めてのニューオーリンズ行きの前だったもので、色々想像をたくましくして読んだものです。
バディ・ボールデンが、超重要人物として登場します。彼の晩年の様子は、きっと史実に近いのでしょう。あまり詳しく言うと、これもこれから読む方にはネタバレになっちゃうので…興味のある方はどうぞご一読を。
時代の躍動感の描写なんかは抜群ですが、かなり生々しい泥臭い部分もありますので、好みは分かれるところでしょう。
私も、もう一度引っ張り出してきて読もうかな〜
内容よりも気になるのが、サウンドトラック。
5月に来日していたウイントン・マルサリスが音楽を担当ということで、これもかなり前から情報は入手してました。
でもごめんなさい、マルサリスは好きだけど(3回も聴きに行ってる!)、私の中では、バディ・ボールデンとはかなりイメージが違う。ちょっと違和感が…
でもサウンドトラック、良いです、好きです。
ボールデンの録音は残っておらず、実際にこの「ジャズの父」と言われるらっぱ吹きがどんなプレイだったかはわからない。
映画音楽という性格上、アレンジなど整った部分も必要。
そこを差っ引いても、聴き応え充分。さすがウイントン!
是非みなさん聴いてみてください。
私が好きなのは、You Rascal You とMake Me A Pallet On The Floor ♪
サントラジャケットも格好良い。
映画音楽と言えば、ちょっと前にはキューバ出身トランペットプレイヤーアルトゥーロ・サンドバルが、クリント・イーストウッドの映画音楽を作ってたはず。(彼のインスタフォローしてるんで)その映画も、日本の公開は、どうなってるのかな。(あんまり映画そのものには熱心じゃないので、ごめんなさい。)
古くは「死刑台のエレベーター」マイルス・デイビスですね。これはサントラは確か持ってたけど、映画は未見。
「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」はドキュメントだけど、マイナー映画館に観に行きましたよ、音大で同期だったらっぱ友人同士で。有名になった「チャン・チャン」トランペットの合いの手のミュートプレイが、たまらなく好き。
こんな記事も書いてました↓