rappappanekoのらっぱ日記

あおいのトランペットよもやま話

「Bolden」のこと

ニューオーリンズの伝説的ならっぱ吹きバディ・ボールデンが映画になりました。伝説的と言っても、実在の人物です。

原題「Bolden」、確か先々月5月初めにアメリカで封切られたはず。

(その23週間前にはアメリカ行ってたのに〜)

たぶんニッチな趣味の映画だと思うので、日本では配給されない可能性が高い???

観たいのに!

 

内容はバディ・ボールデンについてのものということ以外、今のところわかりません。

インターネットで調べてみれば良いのかもですが、映画そのものを観ることができる可能性を考えて、敢えてそこは調べずにいる今現在です。

 

「快楽街の悪魔」Chasing the Devil's Tail(デイビッド・フルマー)という小説がありまして、とある私の教室の生徒さんが、これ面白いですよ、とプレゼントして下さって、それが初めてのニューオーリンズ行きの前だったもので、色々想像をたくましくして読んだものです。

バディ・ボールデンが、超重要人物として登場します。彼の晩年の様子は、きっと史実に近いのでしょう。あまり詳しく言うと、これもこれから読む方にはネタバレになっちゃうので興味のある方はどうぞご一読を。

時代の躍動感の描写なんかは抜群ですが、かなり生々しい泥臭い部分もありますので、好みは分かれるところでしょう。

私も、もう一度引っ張り出してきて読もうかな〜

 

内容よりも気になるのが、サウンドトラック。

5月に来日していたウイントン・マルサリスが音楽を担当ということで、これもかなり前から情報は入手してました。

でもごめんなさい、マルサリスは好きだけど(3回も聴きに行ってる!)、私の中では、バディ・ボールデンとはかなりイメージが違う。ちょっと違和感が

 

でもサウンドトラック、良いです、好きです。

ボールデンの録音は残っておらず、実際にこの「ジャズの父」と言われるらっぱ吹きがどんなプレイだったかはわからない。

映画音楽という性格上、アレンジなど整った部分も必要。

そこを差っ引いても、聴き応え充分。さすがウイントン!

是非みなさん聴いてみてください。

私が好きなのは、You Rascal You Make Me A Pallet On The Floor

 

f:id:rappappaneko:20190725155729j:image

サントラジャケットも格好良い。

 

 

 

映画音楽と言えば、ちょっと前にはキューバ出身トランペットプレイヤーアルトゥーロ・サンドバルが、クリント・イーストウッドの映画音楽を作ってたはず。(彼のインスタフォローしてるんで)その映画も、日本の公開は、どうなってるのかな。(あんまり映画そのものには熱心じゃないので、ごめんなさい。)

 

古くは「死刑台のエレベーターマイルス・デイビスですね。これはサントラは確か持ってたけど、映画は未見。

 

ブエナビスタ・ソシアルクラブ」はドキュメントだけど、マイナー映画館に観に行きましたよ、音大で同期だったらっぱ友人同士で。有名になった「チャン・チャン」トランペットの合いの手のミュートプレイが、たまらなく好き。

 

こんな記事も書いてました

rappappaneko.hatenablog.com