1ヶ月ぶりのブログです!
先ごろ“吹き比べ”を行った、常時主に使っている楽器5本について、バルブオイルを実験的に“使い比べ”してみようと思い立ちました、という話の続きです。
2銘柄をそれぞれ2種類の粘度で、1ヶ月間づつ使っているところです。
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本番用 tp(S) cor(B) flh(X) |
レッスン用 tp(Y) cor(Y) |
9月 気候:秋 |
ラトロンバ T2 |
ウルトラピュア プロ |
10月 気候:秋 |
ウルトラピュア プロ |
ラトロンバ T2 |
11月 気候:冬 |
ラトロンバ T3 |
ウルトラピュア ライト |
12月 気候:冬 |
ウルトラピュア ライト |
ラトロンバ T3 |
ちょうど気候的にも、秋=日中は暑さもある、冬=気温がかなり下がる、で試すのには良いタイミングかと。
それぞれのメーカーの単純な粘度高低の比較は、
ラトロンバ T2>T3 ちなみにT1は一番粘度が高くて、チューバやユーフォニアム用とされています
ウルトラピュア プロ(フェッショナル)>(ウルトラ)ライト
楽器の略号は、
tp(S) トランペット(シルキー)
cor(B) コルネット(バック)
flh(X) フリューゲルホーン(エックスオー)
tp(Y) トランペット(ヤマハ)
です。
今のところどれも良い使用感。大きく優劣は違わない感じがしますが、結論は12月が終わってから。
匂い、容器の形、蓋の仕組み、保ちの良さ、などのポイントも重要ですね!
私は臭いがキツイのが苦手です。ブレスをする度にしんどい…
ちなみに、、、
とある生徒さんは購入後3年の楽器(バックのライトウエイトモデル)にデニスウィックのオイルを使っていましたが、ピストンの何かどこか引っかかることが多く。楽器屋さんのアドバイスで粘度の高い ヘットマンのクラシック(1番粘度が高いもの)を使うことでスムーズさが得られました。
また別の生徒さん(バックの上位機種)は、グリスの使い過ぎも有り、またあまりオイルを使わないためもあり、管内特にバルブ内に汚れが目立っていました。私がレッスン時にちょっと汚れを拭き取ってウルトラピュアプロをたっぷり挿すと、やはりピストンの動きがかなり改善されました。
※あくまで楽器の状態とオイルの特性の相性の問題で、特定の楽器やオイルの優劣を表すものではないとご承知おきください。
基本、いろんな方の実体験や、モノの本、プレイヤーさんのネット記事などによると、違う種類のオイルは“混ぜるな危険!”なようです。
本来混ざることを想定していないいろんな成分が混ざることで、ピストンが引っかかり易くなることがあるそうです。
「あるそうです」というのは、私自身はそういう経験が皆無なので、あくまで伝聞ということでして。
この写真は、アルキャスのバルブオイル↓
今年の夏頃だったか、まもなく生産中止とかで入手困難との情報を得ました。
それで急いで買いました、とりあえず一個。昔ずっと使っていて結構気に入っていたので…
でも、この秋はまだ店頭に並んでいるのを見ましたけどね。