rappappanekoのらっぱ日記

あおいのトランペットよもやま話

ミニコラム 夏休みの思い出

夏休みと言えば…中学高校と部活ブラバン少女だった私。夏の風物詩、吹奏楽コンクールが終わるまでは、毎日学校でらっぱ吹いてました。その間に両親が泊まりでどこかへ出かける場合は、その間近くの祖母の家に泊めてもらってまで、やはり部活に勤しんでおりました。


熱心に部活はしていましたが、中高ともそんなに成績を上げられる学校ではなかったため、京都府大会止まり。8月のアタマには部活から解放されておりました。

(高校では、コンクール時期と同時進行で野球の応援、そしてコンクール終了後は「地蔵盆マワリ」というか巡回演奏シリーズがあったのですが、これはまた別のお話。)

(ちなみに妹も2人とも吹奏楽部で同じような夏休みスケジュールでしたね。ただし2人はサックスでした。…考えたら、母は私たちの本番は全部聴きに来てくれていた!3人とも毎年毎年、大変やったやろうな〜。ピアノの発表会も3人ともあったし。)


部活時期終わり次第、家族旅行へ!

幼い時から毎年夏には、車に一家5人で乗り込んで、日本海側に出かけておりました。父方の親戚が、兵庫の豊岡や鳥取にいるもので、そこを訪ねて行って、海水浴をするのが夏の家族旅行の定番でした。


今みたいに、府北部への高速道路があるでも無し、コンビニだって今のようにはたくさん無い頃のこと。

家から食パンやツナ缶、マヨネーズなんかを持って暗いうちから家を出発して、車の後尾座席で子供達はタオルやブランケットで雑魚寝、途中で車を停めて即席ツナサンドで朝ご飯食べて…とちょっとした冒険キャンプ気分で、本当に楽しかった!


走る車の中で起きている時は、しりとりをしたり、歌を唄ったり、クイズを出し合ったりしてました。

カーナビやCDプレイヤーなんてものも当然付いて無かったんですが、、、鮮明に覚えているのがラジオ放送から流れるファンファーレ!

そう、今でも広く知られているジョン・ウイリアムス作曲の「オリンピックファンファーレとテーマ」、ロサンゼルスオリンピックの開会式で使われた演奏だったんですね。


時期的におそらく私が聞いたのは、開会式そのものでは無くて、ラジオ番組に取り上げられていたんだと思います。

ドラマチックな展開、いくつかのモティーフが印象を残しつつ絡み合って、めちゃくちゃカッコよくて!名曲中の名曲です♪

ファンファーレなので、トランペットはもちろん、ホルンやトロンボーンなど金管楽器が大活躍!

しかし、音域が高い上に、ダブルタンギングやトリプルタンギングを駆使するかなりの難曲…流石にそんじょそこらのブラバンでは演奏できるはずもなく、私も後ほど成人後に無謀にも吹いてみようとしましたが、歯が立たず。

そういえばこんなに有名ですが、高校野球の応援に使われることも無いですね。ムズイ!


ジョン・ウイリアムスと言えば、映画音楽の主なものだけでも、スターウォーズ、スーパーマンE.T.ホーム・アローンジュラシック・パークハリー・ポッター、、、と枚挙にいとまがない。

そしてどれも、聴くのはカッコいい、吹くのは難しい!




今でも夏になると、時々ふっとあの出だしのフレーズを思い出します。そして、父が運転する車で皆んなが楽しかった、山陰への旅路を。私たち家族にとっての、最高の時間でした。

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