rappappanekoのらっぱ日記

あおいのトランペットよもやま話

マウスピース紹介 トランペット メインユース編

音楽大学時代以前は、吹奏楽クラシック音楽を主に演奏していたこともあり、マウスピースは大きめのものが多かったです。

確か、高校時代はバック11/2C、音大に入ってからシルキーの1111E~最大のもので18、大きいマウスピースはスタミナアップのトレーニングの意味もあって、師匠のススメでした。



前にも何度か触れましたが、私自身はマウスピースはあまり変えないタイプです。自分の楽器や奏法とダイレクトに接している分、頻繁に変えると混乱を招いて、テクニックの向上を遅らせることになりかねない、という考えからです。

変えるとしても、マイナーチェンジに留めます。

大きく変えると、その時は一時的に新鮮な感覚を受けて、何となく良いように感じてしまいやすい。そして慣れるに従って、実は自分の弱点は改善されていないことに気づくというスパイラルもあり得ます。

(曲やバンドによって楽器やマウスピースをまめに持ち替えて吹く人もいますが、それはそれで何かコンセプトがあるのだと思います。私のように器用でなく、音色にプライオリティを置くプレイヤーには向かないかな、というのが私の考えです。)



ライフワークとしてトラッドジャズをやり始めてからは、持久力保持の面からバック7C

径が同じでちょっと浅いバリエーションであるバック7Dで、音色の明るさとビブラートの派手さ、高音域のコントロールを加えて。

ダイナミクスの大きさを加えた上で、試奏時にエアの抜け感が良かったバック5C26-24(スロートとバックボアを改変してある)

これらのチェンジは数年スパン、滅多なことでは変えないというのを貫いております。


f:id:rappappaneko:20180623234406j:plain

正直、現在使っているバック5C 26-24は、感覚優先で購入を決めたので、楽器本体シルキーB5との相性は「???」、慣れが出てきた後の吹奏感など懸念でした。信頼するらっぱ先輩も同じ見解でした。

このマウスピースに替えてからこの夏で3年になりますが、今のところうまくいっているかなと感じています。

音のボリュームは出し易いので、フルバンドの4番パートやニューオーリンズ系の演奏では◯、しかしながら、耐久力やハイノートのコントロールには十分なトレーニングが欠かせず、課題が残ります。


f:id:rappappaneko:20180623234533j:plain

☆ワンポイントアドバイス

同じ型のマウスピースを2本、持っておくことをお勧めします。特に練習で楽器をあちこちに持ち歩くことが多い方、頻繁に本番やセッションで吹く機会が多い方は、予備としてもう1本同じものがあれば安心です。

留意する点は、

購入する時には、できれば楽器店に自分の楽器を持って行って、マウスピースが楽器にフィットするかどうか試してから購入すること。

(試奏の際、傷防止のためにセロハンテープをマウスピースに巻く楽器店が多いですが、これではグラつきなどフィット感を確かめるには不向きです。いくつものマウスピースをなんども取り替えながら試奏するならともかく、最終的にはお店の人に頼んでテープは取り去ってもらって嵌めてみましょう。もちろん購入前の商品を傷付けないように、着脱は丁寧に慎重に!)

2本のマウスピースは、一緒に同時に持ち歩かない。矛盾するようですが、万が一の紛失・盗難を考えると、1本をメインとして使って、もう1本は予備として保管しつつ、時々は使って楽器と馴染ませておくとベター。


f:id:rappappaneko:20180623234627j:plain

私のマウスピースも、先発とサブでは購入時期は半年差ほどながら、変色度合いが違います。