正式名称は「坂晃とハバネロジャズオーケストラ」
私が参加する前には何度か改名しているようです。通称バンフルバンの方が通りは良いようで。バンはリーダーの名前、フルバンはフルバンドつまりビッグバンド、ジャズオーケストラを指します。偶然ですが上手く韻を踏んでいて、語呂がいいです。
私の“心の師匠”として尊敬する地元京都のトランペットの先輩、坂晃さんが主催するビッグバンド。
私自身は2年半ほどお邪魔しておりますが、楽団自体は昨年10周年を迎え、記念ライブを盛大に開催しました!
坂さんは、私が高校生のへっぽこらっぱ吹きだった頃からのお付き合いで、今の私の“らっぱ観”はこの方の影響で形成されたと言っても過言ではないくらいの“らっぱオタク”でいらっしゃいます。
実際私のらっぱ人生の危機を、救われたこともありまして…らっぱに関する知識と実践においては
、頭が上がりません。
デューク・エリントンやカウント・ベイシーのような、ビッグバンド世界では当然のレパートリーさえ、少々かじる程度であまりきちんとやったことが無い私。このバンドの特徴は、その辺りのレパートリーは当然として、メンバーが演りたい曲をどんどん提案してやっていくところ。
普通に生活している限りは絶対に出逢わないような音楽の数々に、ここでは出逢えます!
ロック、フュージョン、ラテン、コンテンポラリー…ソリストフィーチャーものやアンサンブル中心のアレンジ、多種多様なスタイルを網羅しています。(今のところボーカルものだけは無いです。)
こういう作品を知って楽譜を読み込み、自分なりに研究して勉強して、リハーサルを重ねて音楽に入り込んでいくのは、ワクワクする作業です。
楽譜に書いてある音符から 音の組み立てや和声感、サウンドのイメージを作って、実際の音にする。緻密なアンサンブルの醍醐味。正確で心躍るリズムやテンポ感…
音のタイミングや音程、アインザッツやダイナミクスなどが「シンクロした!」と感じるのは、無上の喜びです。
ただし、このバンドのレパートリーは、難易度が高いものが多く、本番一回あたりのセットリスト曲も多いめで、なかなか余裕ナシ…
1ヶ月あたり・1回あたりの練習時間も多いので、そういう意味でもチャレンジングです。
また、レパートリーの回転も早くて次々と曲を入れ替えていくので、練習時に初見になる確率も高く、音大時代以来の刺激で、本っ当~に勉強になります。
トラッドジャズやスタンダードジャズ、ポピュラーチューンのような、リードシート(メロディーとコード進行)を頭に入れて即興的に演奏を展開することに専念してきた身としては、楽譜を大量にこなすのは、良い頭の運動です。
このバンド入ってしばらくは、譜面読む量が多過ぎて、ちょっと気分が悪くなるくらいでした。。。
この「〇〇とナントカカントカ楽団」みたいな名前の付け方って、レトロおしゃれでいいな~と個人的には好きです。
Louis Armstrong and his Hot Five なんかもありますね。いつかそんな名前の楽団を造ってみたいです♪
バンフルバン=坂晃とハバネロジャズオーケストラ の情報は↓
https://m.facebook.com/Banfullband/?source=result
先日、毎年恒例の「昭和の日ライブ」が無事お開きしたばかりです♪