先の週末は、久しぶりに1日のうちに本番が2件あるという「ダブルヘッダー」でした。昼間は大阪で、屋外でスモールユニットでのオールドスタイルのジャズ。夕方は京都で、ビッグバンドでのイベント出演。
それぞれ演奏時間自体は大したことはないのですが、ジャンルの違う音楽で編成も演奏環境も違い、楽器も使い分けて、移動もあるのでなかなか大変でした。
何かと潤わない厳しい音楽業界は、〇〇ノミクスとやらの恩恵の外にあるなぁ、と身を以て感じる今日この頃。
昔から「ニッパチ」という言葉があるそうです。2月と8月は、水モノ商売は売り上げが落ち込む、暇になる、ということらしいです。確かにそういう傾向はあるかも?日本では、暑さ寒さが一番厳しい時期でもあり、全体に外出など控える傾向があったり、実は合理性もあるのかもしれません。
3月になって暖かくなり、ようやくらっぱ出動も冬眠から覚めてきたようなスケジュールになってきたのですが…
ごくごく個人的なことなのですが、どうも今年の2月は体調がすぐれず、プロ(お医者さん)の手を借りて、3月に入ってようやくらっぱのプレイが通常運転になった次第で…つくづくカラダが資本なお仕事だと思います。普段からの体力づくりが課題です。
そんなわけで先月から今月にまたがって2週間ほど、毎日一度はらっぱは触ってはいるものの、まともに練習出来ず。今回の魔のダブルヘッダーDAYに照準を合わせて、コンディショニングに専念すること約2週間。
本番やってみて感触としては、なんとか間に合ったかな、というところです。
近頃体感としてわかってきたのは、コンディションをリカバーするのには、「休んだ日数+α(アルファ)」かかるということ。今回の場合なら、休んだのが約2週間なので、2週間強のあいだ真面目にコツコツ積み上げた、となります。
(「病みあがりのらっぱ吹き」のタイトルで、去年末にインフルエンザで調子を崩したことも書いています。まああの時は、すぐに深刻な本番は予定に無かったので、ちょっと余裕がありましたが。筋力は間違いなく低下してましたね。)
「練習日誌のススメ」にも言及しましたが、毎日どんな練習をどんなペース配分で実際にやったか、また自分の調子をふまえて本番の日にピークを持ってくるために、どのように練習を組み立てるか、プランを立てたり記録したりしておくことは、大事です。
あとで見直してみると、「この日にたくさん吹き過ぎているから調子が落ちているな」「この数日はもっときちんとプレイ量を増やしてトレーニングしておくべきだった」「キツい曲のリハーサルがあったから、次の日は軽い目に済ませて正解だったな」とか、いろいろ自覚できることがあります。
今回の本番日は、昼間はコルネット、夜はトランペットを使い分けました。いろいろ悩んだ末に、ハードのダブルケースを使用。
これがまあまあ重く、本番用にヒールのある靴で一日中これを持って歩き&電車移動、本番は立奏アリだったので、ダメージきました!次の日は全身、特に足と肩が筋肉痛に…
口周りアンブシュアの筋肉だけでなく、全身の筋力アップが必要ですな~
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その昼間の方の本番の様子♪
ロケーションとビジュアル、音楽のジャンルがピッタリきて、お天気にも恵まれて、最高の雰囲気でした!
今回は「Brown Store」というイベントでした。そして来たる6/3日曜には、同じ大阪南港赤煉瓦倉庫にて、「G Lion Museum Festival」が開催されます。
swing jazzを合言葉・コンセプトにした大々的なイベントで、素晴らしいミュージシャンも集います。私も出演予定で本当に嬉しく、楽しみです!
もちろん、ファッション、ダンス、フード&ドリンク、それにクラシックカーもお楽しみいただけます。(追ってまた予告いたします。)
おまけ:朝早くにらっぱのウォーミングアップ、景色も天気も良くて、気持ち良い~!
6/3日曜 G Lion Museum Festivalについては↓