米アカデミー賞の季節になりました。あまり映画を観に出かけることがない私ですが、去年は珍しく家族と一緒に「行こう!」と決めて2回出かけたのでした。
1つは「美女と野獣」、ディズニーの名作アニメを実写化したもの。これはこれで音楽も素晴らしく、好きな映画。ディズニー映画音楽はミュージカルとして良く出来ているので、結構サントラ持ってます。
もう1つは「ラ・ラ・ランド」でした。
ミュージカル映画としての映像と音楽は、さすがショービズの国の作品!で思わず引き込まれるものがありました。
でもストーリーとしては、ツッコミどころ満載…私もジャズが好きで演奏している身として共感できる部分もありましたが、変なノスタルジーを絡められるとなんだかな~…音楽って演奏している限り“生きている”し、世の中の娯楽が多様化している中で、商業的に成功しているかどうかを基準に音楽を語ると、かえってことの本質を見誤るような気が私はするんですよね。
まあミュージカルとしては、話の展開を単純化する必要があるのでしょうが。
その「ラ・ラ・ランド」途中、思わず耳をそばだてるようなトランペットの音が!イントロからカッコいい!明るく輝かしいサウンドで、低音から高音へのフレーズとか、ゾクゾクする~
映画のシーンはもちろん“アテブリ”なのですが、プレイヤーが気になって仕方がない。
そしてエンドロールに「ウェイン・バージェロン」の名前を発見して、納得です。
そしてここ2年ちょっと参加しているフルバンドで、バージェロンがメンバーの「ゴードン・グッドウィンズ・ビッグ・ファット・バンド」の作品をかなりたくさん演っているのです…難しい…
ふと思い出しましたが、昔観たブリティッシュスタイル金管バンドを描いた「ブラス!」という映画も良かったですね。若き日のユアン・マクレガーが出ています。(もちろん“アテブリ”)
余談ですが、ステージ芸術音楽としては、歌劇「アイーダ」の「凱旋行進曲」が、サッカーの応援チャントにも使われて有名です。私のトランペット教室での最近の課題曲です。