rappappanekoのらっぱ日記

松原あおいのトランペットよもやま話

ミニコラム vol.12 バリトンホーンのビフォー→アフター

引き続きせっかくなので、しばらくバリトンホーンのネタを。

 

 

 

前ミニコラムに書いたように、このバリトンはニッカン(日本管楽器)製ですが、この会社は1970年にヤマハに吸収合併されたそうです。つまりこの楽器は、少なくとも4748年以上前に作られたということ。どおりで古いはず、半世紀前の楽器!立派にビンテージもの、博物館モノです。

 

 

私がトランペット教室を開催している大阪難波Musicraftにあったものを譲り受けました。かれこれ3年以上前です。

まずは磨いてみました。(その後、京都の十字屋本店さんのリペアに出して、ベルの周囲が潰れていたのとマウスパイプの歪み、チューニングスライドが緩んでいたのを直していただきました。経年劣化で金属がかなり硬化して脆くなっているそうで、無理を言いましたありがとうございました!)

 

 

ベルの先の方など金色に光って見える部分は、ラッカーメッキが残っているということです。それ以外のところは、真鍮が剥き出しになっていて、赤いサビや緑色のサビ(これは緑青で毒物キケン!舐めたらアカンやつ!)が出ています。

 

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そしてだいぶ頑張った後

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そしてそして最終的な仕上がり

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かなり全体に輝きが出ました!細かいところまで及ばないのは、ある程度仕方がない。。。

 

 

 

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使用した磨き剤。

ラッカー部分は「ラッカーポリッシュ」で、材質そのままの部分は「メタルポリッシュ」を使用。(ラッカーの部分にメタルポリッシュを使うとラッカーが剥がれてしまうので、ダメ、絶対!)

 

なんだか懐かしい作業でした。中学時代の私は吹奏楽部でフレンチホルンを吹いていたのですが、下級生の時はホルンの数が足りなくて「メロフォン」というこれまたレアな楽器で代用しておりました。

楽器本体もケースもこれまたすんごいオンボロで、母に嫌がられつつ家に持って帰っては、少しでも綺麗になるように洗ったり磨いたりしてましたね~

ポリッシュの種類や緑青の危険性についての知識も、その時身についたものでした。

 

今思えば、あの楽器もニッカンだったのでは???