rappappanekoのらっぱ日記

あおいのトランペットよもやま話

或る日のレッスンノート

*は、ひとこと解説です。



5/21(土)10:30〜12:00 大阪難波教室 週末組 

*グループレッスンは90分/月2回で、現在、週末組(主に土日祝の午前中)と、平日組(平日の夜)の2クラス開講中


〔10:30〜 10分間〕

チューニングをC音で。ピアノの音に合わせて、チューニングメーターで1人ずつでも確認。体が固まらない範囲でブレスをたっぷり吸うように心掛ける。

*このクラスの生徒さんたちは、ほぼ毎回レッスン前に各自音出しをしてくれているので、ある程度口もほぐれている状態でレッスンスタート出来ます。助かる〜


〔10:40〜 10分間〕

基礎練習 ロングトーン ♩=80で16拍(8拍クレッシェンド8拍デクレッシェンド) 真ん中G音から音階でチューニングC音まで順番に。音の出だしや終わりが曖昧になったり、途中で音程が不安定になったら、1人ずつでも演ってチェック。

*オリジナルの基礎練習はいろんなパターンを用意していますが、ここ最近は「楽器の鳴りのキャパシティを感じ取る」という意味で、ダイナミクス(強弱)の練習をしています。


〔10:50〜 35分間〕

基礎練習『アーバン金管教本』の最初の練習曲#28(6/8拍子) 半音階#3(一段1フレーズずつ分割して) 1人ずつチェック→#28完了、#3次回再トライ。

*やはり王道の「アーバン」は誰もが必ず通る道。初心者向けに簡単にアレンジしたバージョン(輸入版)を一通り終えて、標準版に挑戦しているのですが…これは真剣に取り組むと、かなり手応えあります!


ーーー休憩11:25〜  10分間ーーー

*こちらの教室はカフェでもあるので、レッスンはワンドリンク付き!音楽談義しながらひと息入れます。トランペットは常に"バテる"楽器なので、こういう時間も重要ですね。今日の話題は、たまたま教室にあった管楽器専門誌『パイパーズ』のバックナンバーより。


〔11:35〜 15分〕

レッスン課題曲「But Not For Me」CD伴奏に合わせて1人ずつ挑戦 →難易度高くて苦戦…

*グループレッスンでやる課題曲は、原則として2ヶ月で2曲。生徒さんたちの希望曲も取り混ぜて、CD伴奏付きを1曲+ピアノ伴奏やアンサンブルアレンジものを1曲。ジャンルは、ポピュラーにクラシック、ジャズと幅広いです。


〔11:50〜 10分間+α〕

レッスン課題曲「When The Saints Go Marchin' In」メロディーに合わせる伴奏パートを作ってくる課題の説明

今後の課題曲の希望を聞く→"ディキシーランドジャズのレパートリーを増やしたい"  "流行りの曲よりもオシャレなジャズを演りたい"

*このクラスのレベルと希望にあるような曲集を、次回までに探して提案する予定です。



生徒さんたちは日々忙しい中で個人練習を重ねてきているので、レッスンで1曲でも出来が良いとやっぱり嬉しいものです。

そういう"やりがい"の経験が、発表会などの節目でも、必ず感じられる瞬間があります。

それを感じてしまうと、教える方としても"やめられまへんな〜"となるわけです。


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こちらののトランペット教室の会場「ミュージックラフト」(大阪難波)の情報は↓

http://jazz.saloon.jp/web/musicraft/



管楽器専門誌『パイパーズ』の情報は↓

http://www.pipers.co.jp

プチび〜たの巻

週末から週明けにかけて4日間ほど、らっぱを担いで家を空けました。

ちょっとした演奏旅行、ミュージシャンの言う「び〜た」というやつです。



ギョーカイの専門用語って、言葉を逆にしたり入れ替えたりで出来ていて、音大時代に身につけましたが、今はあんまり言わないんですかね〜???

(例)

演奏旅行→旅→び〜た

食事→飯→し〜め

宴会→飲み→み〜の

お手洗い→トイレ→いれと

うん、けっこうダサい感じかもしれません…




土曜日は「横浜ジャグバンドフェスティバル」に出演しました。

ジャグミュージックは、ジャズとはちょっと違いますが、まあ親戚みたいなものということで。

ニューオーリンズの街角で演奏してるようなストリートミュージック」を標榜しているわがバンドには、こういう明るい雰囲気のフェスティバルでの出番が似合っています。

オールドジャズユニット Street No Chaser でのエントリー、参加ももう3回目です。

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日曜は東京都内で、私が尊敬するトラッドジャズトランペットの名手であり師匠である、下間哲さんの個人レッスンを受け、そのあとセッションライブのお供をしました。

トラッドジャズの魅力は、メロディーをいかに歌って共演プレイヤーとお客様を惹き込むか、これに尽きると改めて実感。

そのために、楽器の持つリッチで繊細なサウンドを最大限に生かすこと…

このセッションライブは、東日本大震災復興のためのチャリティーイベントだったのですが、音楽の持つ力を感じたひとときでした。

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日曜夕方〜月曜日中は、移動しながらプライベートで観光。(これが結構な大移動だったのですが、内容は割愛)

月曜夕方には、京都でビッグバンドのリハーサル。さすがに疲れで調子はイマイチ…と思いきや、自分比でまずまず集中出来ていたので、良しとしよう。

自分の出来ていないところの洗い出しはできたし、要個人練習!



そのまま京都市内の実家に泊まり、火曜は実家のスタジオで、個人レッスンのお仕事。

最近厳しい内容のレッスンが続いていただけに、思ったより出来が良い生徒さんのプレイが内心嬉しかったり。こういう時はやっぱりやりがいを感じますね〜

私自身は、今度こそ疲れがきていてちょっとらっぱの反応が鈍くなってはきていたものの、レッスン自体は充実のうちにお開きに。




たまには、こんなテンコ盛りのスケジュールも良いのかもしれません。

家に帰ってリラックス、昨日はヨガですっきりリフレッシュ、また次の週末の本番に向けて頑張れます!




今年は終わってしまいましたが、15回目を数えた「横浜ジャグバンドフェスティバル」の情報は↓

http://jugbandfes.blogspot.jp/2016/02/yokohama-jugband-festival-vol15.html?m=1



私が今回、東京の麻布十番「コージーサークル」さんでお邪魔したチャリティーイベントの情報は↓

https://m.facebook.com/masao.tarui/albums/838887362889754/?ref=bookmarks&mds=%2Fmessages%2Fcompose%2Fdialog%2F&mdf=1

このイベントは東日本大震災発生の翌々月から欠かさず毎月開催・寄付をされているそうです。

お一人の入場が千円で、聴くだけでも一曲参加もOKだそうですので、お近くの方はお気軽に是非いらしてみて下さい。



私が参加しているビッグバンド「坂晃とハバネロジャズオーケストラ」の次回公演、4/29 京都祇園シルバーウイングス については↓

https://m.facebook.com/events/940822486012903?acontext=%7B%22ref%22%3A5%2C%22action_history%22%3A%22%5B%7B%5C%22surface%5C%22%3A%5C%22page%5C%22%2C%5C%22mechanism%5C%22%3A%5C%22main_list%5C%22%2C%5C%22extra_data%5C%22%3A%5B%5D%7D%5D%22%7D&aref=5

3月の演奏レビュー②:ビッグバンドジャズ

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未だに折に触れ実感すること。

トランペットという楽器には、調子の良い日悪い日が必ずあります。

本番の日にピーキングするように意識しているものの、体調が良くなかったり、譜面を書くのに時間を取られたり、日々の生活に追われたり…思い通りに練習や準備がいかないこともあります。

わりとユルい気持ちでいて自分でも驚くくらい音がキマる日もあれば、万全の態勢で気合い入れて臨んでも吹く音吹く音がプスプス外れる日もある。


ジャズピアニスト山下洋輔さんのインタビューにも、同じようなことが書いてあったのを思い出します。「毎日ジョギングして食べるものにも気を使って、と万全で臨んだステージが上手くいくとは限らない。体調が悪くて気分がのらないで迎えた本番が、始まってみれば素晴らしく出来上がったりもする」と。


そんな中で学んだことは、調子の上がり下がりで、一喜一憂しないこと。

良い時も悪い時も、自分がこれからちょっとでも良くなるためのチャンスととらえること。


というわけで、遅ればせながら3月にあったビッグバンドの本番を少し振り返ります。

ジャズオーケストラとかフルバンドとも呼ばれる、20人規模のバンドです。


私は、15年ほど前にも幾つかのビッグバンドに誘っていただいて参加したことがあるのですが、自分の力不足もあってなかなか馴染むことができず。コンディション不良に陥って、本業のトラッドジャズの演奏にも差し障りが出るようになってしまい、結局どのバンドも辞めてしまいました。

それ以来、ビッグバンドに苦手意識が…


去年の秋に、先輩トランペットプレイヤーが率いる地元のビッグバンドのライブを聴いて、誘っていただいたのをきっかけに、ビッグバンドでのプレイに再チャレンジすることとなりました。


3月のライブは、私が参加する3度目の本番でしたが、なんか自分の弱点がわかってきた気がします。

なんだか今更ですが、結局平常心で吹けていないんですね〜

余計な力が入るというか、焦ってしまうというか、エエカッコしいをしてしまうというか…

もっと初心に返って真摯に取り組まないと、です。


学生さんなど若いメンバーも多く、レパートリーも多岐にわたって新鮮で、刺激の多い良いバンドです。

せっかく挑戦の場を与えていただいているので、精一杯自分の音と向き合って、ステップアップしたいと思います。

もちろん、楽しんで!!!


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本番前リハーサルの様子

ビッグバンドでは、トランペット⇆フリューゲルホルンの持ち替え、ミュートも3種類以上、譜面に譜面台、楽器スタンドと、荷物が多い!

本番前に立ち寄ったコンビニの店員さんに「ご旅行ですか?楽しんで来て下さいね〜」などと声かけられたこともあります…


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このビッグバンド「坂晃とハバネロジャズオーケストラ」通称「バンフルバン」の情報は↓


https://m.facebook.com/Banfullband?ref=feed_chaining

3月の演奏レビュー①:トラッドジャズアンサンブル

1月2月は、吹いてもなかなか温まらない楽器の冷えで季節を感じてましたが、今月は三寒四温でそれはそれで不安定。

管楽器は冷えると音程が低くなり、息を入れて温めると結露して水分が溜まり…とちょっと扱いに気を使います。


平均すると週一ぐらいのペースで人前で演奏する機会があるので、練習はコンスタントにしています。

近頃は特に、楽器のコントロールと、演奏時のスタミナ配分が気になっています。

(まあ、これらの課題は、結局のところ常にいつも、なんですが)

去年の秋にマウスピースを替えてから半年、ようやく違和感は無くなってきて、フィットし始めたか?

もうちょっと作り込んでいかないとわからないのかも。


3月半ばには、大阪府南部の富田林にあるカフェで、ランチオンライブをしました。

これは、私のライフワークとも言える、オールドジャズのユニットにての演奏です。

オールドジャズ、トラッドジャズ、クラシカルジャズ…いろんな言い方があるのですが、要はジャズが生まれて100年ちょっと、その最初の方の、コレクティブ・インプロビゼーション collective improvisation =集団的即興演奏 をする音楽ですね。


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これはあんまり、と言うかほとんど楽譜を使わない。少々の打ち合わせと、メモリーとあうんの呼吸で演ってしまう!

このグループは4月で結成丸3年を迎えるところですが、最初の2年は全くリハーサルをせず、それでいて月に1〜2回以上の本番をこなしてきました。

去年あたりから、レコーディングを企んだり、新宿トラッドジャズフェスティバルにエントリーさせてもらうなど、活動が野心的になってきて、ここに来てステップアップの必要に迫られている感じです。


珍しく前日リハーサルもして挑んだこの日の演奏は、まずまず上手くいった手応えあり。

予定調和にならずに、メンバーの曲に対する共通認識が持てたようです。

お子様連れのお客様が多く、バンドの真ん前の席の3歳くらいの男の子が、演奏に合わせて手拍子したり踊ったりで、ノリノリで聴いてくれたのが嬉しかった!


演奏中ずっと美味しそうな匂いで、空腹を刺激され続けたので、ランチの美味しかったこと!

素材にこだわったハンバーガー。

パンケーキをいただいたメンバーも、絶賛しておりました。


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このバンド Street No Chaser の情報は↓

https://m.facebook.com/StreetNoChaser/


この日のライヴ会場 Orange County Cafe の詳細は↓

http://www.occafe.net



追記

ちなみにこのグループは、トランペット、クラリネット&ソプラノサックス(持ち替え)、ギター、ウッドベース、女性ボーカル、という編成です。

ベースがいない時に、私がトランペット→バリトンホーン(低音金管楽器の一種)に持ち替えたこともありました。

メインボーカリストはいるものの、他のメンバーも全員が歌のレパートリー持っています。

みんなでコーラスやったり、日本語の歌詞で歌ったり、というのが、古い時代のジャズ独特かもしれません。


ある日のグループレッスン(後編)


(前編より続く)


次の曲は、ジャズナンバー「C Jam Blues」

メロディーは、全く同じフレーズを3回繰り返すだけのシンプルなブルース曲ながら、音符の歌い方にこだわって演ってみると、カッコよくなる!

そして、ジャズのアドリブソロって、難しそうでなかなか敷居が高くて…と思われがちですが、そこはブルース、実は必殺技があるのです。

「おお〜、なんかアドリブ出来そうな感じ!」

「ほな、次回までにCD伴奏に合わせて、ちょっと遊んでみて下さいね〜」


ここで時間切れ。

もう1曲の課題「When The Saints Go Marchin' In 聖者の行進」の基本の楽譜を渡して、私がデモ演奏をして聴いてもらって、コードネームとハーモニーの宿題を出して、レッスン終了。

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毎回毎回、やりたいことを詰め込んで、あっという間の90分、です。

トランペットはどうしても吹きっぱなしだとバテてしまう楽器なので、途中の休憩でドリンクがサービスで付いてくるこちらの教室は、先生もありがたいですね〜

休憩中も音楽談義に花が咲きます。


さてさて、次回のレッスン果たして、お二人は頑張って練習の成果を発揮できるのか?!楽しみです。



大阪難波のミュージックラフトさんでのトランペット教室は、見学自由、体験レッスン無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

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普段も、他の音楽教室はもちろん、ライブやイベント、バンド練習にカフェと、音楽好きの集まる隠れ家です↓


http://jazz.saloon.jp/web/musicraft/


ある日のグループレッスン(前編)

このグループは、大阪難波のトランペット教室で、平日の夜に月2回レッスンをしています。

場所は、日本橋駅から徒歩5分くらいの便利な場所にある、ミュージックラフトという音楽カフェで、音楽好きの気さくなマスターにお世話になっております。


この生徒さんたちは、二人ともジャズが大好きでトランペットを始めました。

音楽のキャリアも年齢も違うけど、情熱とユーモアのセンスはなぜか似かよっている、良いコンビです。


この日もまず、いつものルーティンとしてチューニングで音を合わせ、ロングトーンでウォーミングアップをみんなで一緒に(もちろん先生も一緒にやります)。

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次に、前回からの宿題「アーバン金管教本」の練習曲を一人ずつチェック。

「いや〜、簡単かと思ってたら、練習し始めたら手強いですね〜」などとボヤく、レッスン歴1年のAくん。

頑張って練習したらしく前回より格段の進歩ながら、まだまだツメが甘い!

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「なんか先生の前でやると、緊張するのか、失敗しますね…」と、B氏。

彼は今の生徒さんの中では一番の古参(10年以上)で、いろんな事情で何度もレッスンを中断していながら、やっぱりトランペットのことが忘れられずに恋い焦がれて、ある日いつの間にかひょっこり教室に戻っていた方です。

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残念ながら二人とも、この日は合格ハンコは押せなかったです。

「次回は、この宿題は最優先で終わらせよう!!!」をキメ台詞にして、次はいよいよ、最近のレッスンのメインイベントへ。


(後編へ続く)

トランペット教室の様子

大阪難波でトランペット教室を開催させていただいている、MUSICRAFT ミュージックラフト さんの様子です。

ライブも出来るミュージックカフェで、中古レコード販売や各種音楽教室もされています。

音楽好きがふらりと立ち寄る、隠れ家的音楽スポットです。

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トランペット教室は基本的にはグループレッスンですが、場合によっては個人レッスンにも対応。

初心者の方がある程度音が出るようになるまで、あるいは音楽理論などを絡めて個人教授する場合、何か特に身に付けたいテクニックをトレーニングする時などは、個人レッスンをお勧めしています。


年に一回、私の生徒さん全員で集まって発表会をする時も、このミュージックラフトさんを会場にしています。

名付けて「らっぱ倶楽部LIVE」。

ライブ気分で演奏を楽しんでいます!


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普段のレッスンでもワンドリンク付きなので、リラックスして音楽に集中できますね。


明日もトランペット教室、月初めなので、また新しい課題曲にトライします!


3/17追記

今夜もココでトランペット教室、充実の90分でした♪

教室開催場所ミュージックラフトさんのホームページは↓


http://jazz.saloon.jp/web/musicraft/


楽器の持ち替え

去年の後半は、訳あって“楽器の持ち替え”というのを頻繁にやりました。

本業はトランペット、ビッグバンドのトランペットパートで持ち替えフリューゲルホルン、そして小編成ジャズユニットにてバリトンホーン。

必要が無ければ決してやらなかったであろう“持ち替え”…ほぼ20年ぶりくらいのチャレンジでした。


マウスピースや楽器を見れば一目瞭然なのですが、む、難しい…。

私自身、決して器用ではなく、またパワーで押しまくるプレイも得意ではないので、四苦八苦しました。

持ち替えた瞬間、口が自分の口じゃないような感覚になってしまうんですよね。

特にバリトンは、しばらく吹くと口が開いてしまうので、トランペットに替えた時によっぽど気をつけてアンブシュア(口の形)を作ってやらないと、音が出ない。


器用に次々いろんな楽器を持ち替えてパフォーマンスする人って、どうしてるんだろう?

気になります。

そういえば、昔々、The Brass (だったと思う。読みは「ジ・ブラス」)という舶来のアンサンブルが日本に公演しに来ていたのを思い出しました。

基本は、金管五重奏だか四重奏で、何人かはトランペット⇄フレンチホルン⇄トロンボーンを持ち替えしながら演奏する、コミックバンドみたいなの。

私は、ビデオ映像しか見たことがない(それも遥か昔のことなので、うろ覚えの情報)ですが、演奏の腕は確かで、かなり超絶技巧もやっていたはず。

パロディー音楽や小芝居を、ホールの舞台と客席全部を使って縦横無尽に繰り広げる感じでした。


私自身は今年また、持ち替えを披露する機会はあるのかどうか???


(持ち替え楽器のマウスピースたちの写真)

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左から、バリトンホーン用(いわゆる中細管というやつ、あまり市場に数が出回っていないようで、探すのに苦労しました)シルキー51B、フリューゲルホルン用(これも楽器に合うシャンクでトランペット用と違和感が少ないやつはなかなか見つからず、トランペットプレイヤー先輩の助けを借りて購入)ニューヨーククラシック5FL、本業のトランペット用のバック5C 26/24(ちょっと特殊なやつ)


過去には、フレンチホルンやってました。

実は私の管楽器キャリアは、中学吹奏楽部でのホルンパートに始まりました。


将来的には、コルネット欲しいです。

オールドジャズ演る時は、やっぱりコルネット

そして出来れば、トロンボーンをマスターしたい。

…持ち替え苦手なわりには、欲張りですね〜

トランペットの近況

今週はたまたま、レッスンのスケジュールが詰まっています。

生徒さんやお借りするレッスン会場の都合で、こんな時もあります。

また週末は、私自身が企画に関わっているライブイベントもあります。


レッスンには、個人レッスンとグループレッスンがあって、「トランペットを持つのは初めて」という方には、最初は出来る限り個人レッスンをするようにしています。

トランペットって、音を出すこと自体がちょっと最初のうちは難しい…

簡単に言うと、楽器自体はただの「筒」で音を増幅して音程と響きを作るだけ、音の振動自体は「唇」をブルブル鳴らしているんですね。

生身のカラダの一部分を、普段の動きには無いようなやり方で動かしてコントロールしようというのは、これは簡単とは言えないかも。

でもその分、音が出るようになった時の喜びは大きいし、ハマる人はハマる!



私もなんだかんだとハマってしまって、ここまでやっちゃった一人です。

今週末のイベントはある意味私のライフワーク、「オールドジャズの魅力を知ってもらってプレイヤーとオーディエンスが一緒に楽しむ」を実現できる場。



忙しい!けど、充実の一週間になりそうです。

週末のイベント情報は↓

https://m.facebook.com/Kyoto7JouTradJazz/




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写真は、現在の私の愛器。

ここ10年ほどは、Schilkeシルキーのトランペット本体に、Bachバックのマウスピースという組み合わせ。

去年は珍しく、マウスピース新調しました。

私は、楽器をいろいろ変えたりということには、どちらかというと興味は薄いタイプかな。


トランペット

トランペットのことについて、書いてみたくなりました。



この楽器を演奏すること30年、教えること15年。

楽しいことも辛いこともありました。

私なりに真剣に付き合ってきて、私自身が経験を通して成長できることも多かったです。



言葉にすることで、何か形にできれば…

そんな思いで、書き始めています。