rappappanekoのらっぱ日記

あおいのトランペットよもやま話

楽器の持ち替え

去年の後半は、訳あって“楽器の持ち替え”というのを頻繁にやりました。

本業はトランペット、ビッグバンドのトランペットパートで持ち替えフリューゲルホルン、そして小編成ジャズユニットにてバリトンホーン。

必要が無ければ決してやらなかったであろう“持ち替え”…ほぼ20年ぶりくらいのチャレンジでした。


マウスピースや楽器を見れば一目瞭然なのですが、む、難しい…。

私自身、決して器用ではなく、またパワーで押しまくるプレイも得意ではないので、四苦八苦しました。

持ち替えた瞬間、口が自分の口じゃないような感覚になってしまうんですよね。

特にバリトンは、しばらく吹くと口が開いてしまうので、トランペットに替えた時によっぽど気をつけてアンブシュア(口の形)を作ってやらないと、音が出ない。


器用に次々いろんな楽器を持ち替えてパフォーマンスする人って、どうしてるんだろう?

気になります。

そういえば、昔々、The Brass (だったと思う。読みは「ジ・ブラス」)という舶来のアンサンブルが日本に公演しに来ていたのを思い出しました。

基本は、金管五重奏だか四重奏で、何人かはトランペット⇄フレンチホルン⇄トロンボーンを持ち替えしながら演奏する、コミックバンドみたいなの。

私は、ビデオ映像しか見たことがない(それも遥か昔のことなので、うろ覚えの情報)ですが、演奏の腕は確かで、かなり超絶技巧もやっていたはず。

パロディー音楽や小芝居を、ホールの舞台と客席全部を使って縦横無尽に繰り広げる感じでした。


私自身は今年また、持ち替えを披露する機会はあるのかどうか???


(持ち替え楽器のマウスピースたちの写真)

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左から、バリトンホーン用(いわゆる中細管というやつ、あまり市場に数が出回っていないようで、探すのに苦労しました)シルキー51B、フリューゲルホルン用(これも楽器に合うシャンクでトランペット用と違和感が少ないやつはなかなか見つからず、トランペットプレイヤー先輩の助けを借りて購入)ニューヨーククラシック5FL、本業のトランペット用のバック5C 26/24(ちょっと特殊なやつ)


過去には、フレンチホルンやってました。

実は私の管楽器キャリアは、中学吹奏楽部でのホルンパートに始まりました。


将来的には、コルネット欲しいです。

オールドジャズ演る時は、やっぱりコルネット

そして出来れば、トロンボーンをマスターしたい。

…持ち替え苦手なわりには、欲張りですね〜

トランペットの近況

今週はたまたま、レッスンのスケジュールが詰まっています。

生徒さんやお借りするレッスン会場の都合で、こんな時もあります。

また週末は、私自身が企画に関わっているライブイベントもあります。


レッスンには、個人レッスンとグループレッスンがあって、「トランペットを持つのは初めて」という方には、最初は出来る限り個人レッスンをするようにしています。

トランペットって、音を出すこと自体がちょっと最初のうちは難しい…

簡単に言うと、楽器自体はただの「筒」で音を増幅して音程と響きを作るだけ、音の振動自体は「唇」をブルブル鳴らしているんですね。

生身のカラダの一部分を、普段の動きには無いようなやり方で動かしてコントロールしようというのは、これは簡単とは言えないかも。

でもその分、音が出るようになった時の喜びは大きいし、ハマる人はハマる!



私もなんだかんだとハマってしまって、ここまでやっちゃった一人です。

今週末のイベントはある意味私のライフワーク、「オールドジャズの魅力を知ってもらってプレイヤーとオーディエンスが一緒に楽しむ」を実現できる場。



忙しい!けど、充実の一週間になりそうです。

週末のイベント情報は↓

https://m.facebook.com/Kyoto7JouTradJazz/




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写真は、現在の私の愛器。

ここ10年ほどは、Schilkeシルキーのトランペット本体に、Bachバックのマウスピースという組み合わせ。

去年は珍しく、マウスピース新調しました。

私は、楽器をいろいろ変えたりということには、どちらかというと興味は薄いタイプかな。


トランペット

トランペットのことについて、書いてみたくなりました。



この楽器を演奏すること30年、教えること15年。

楽しいことも辛いこともありました。

私なりに真剣に付き合ってきて、私自身が経験を通して成長できることも多かったです。



言葉にすることで、何か形にできれば…

そんな思いで、書き始めています。